- 2010年11月16日 17:59
- 柔道
どうもお疲れ様です。
昨日、アジア大会の柔道競技を見てました。
男女ともに好成績だったように思えます。
ご本人様や周囲の関係者様が納得されたかどうかはさて置き、個人的にそう思いました。
んで、心に残ったシーンがありましたので、ここに書き留めておこうかと思います。
(単なるぼくの勘違いの可能性もあります。)
73kg 級男子の決勝戦、日本は秋本 啓之選手、韓国はワン・ギチュン選手。
秋本選手は準決勝で怪我をしたようでした。
テレビを通して見て、「怪我してる」と聞かなくても怪我をしてることが分かるような歩き方でした。
片やワン選手は万全だったように思います。
さて、勝負は目に見えてたかと思いました。
しかし、予想とは逆に秋本選手が勝ちました。
これは素晴らしいことだと思います。
足を引きずりながら試合をして勝てる程甘くない試合を取ったということはホントに素晴らしいことだと思っています。
おめでとうございます。
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ただ、一つ気になったことがありました。
韓国のワン選手は怪我した足に対して足技を二度だけしか掛けなかったのです(と思います)。
それもぼくには二回とも躊躇して途中で止めてたように見えました。
一度目は、クセで出してしまった足をすぐに引っ込めたように見えました。
二度目は、朽ち木倒しのような技をかけたのですが、取った足は怪我した足とは逆の足で、残っている足を掛けるようなことはしていませんでした(と思います)。
というか、決めに行ってませんでした。
結局足技を仕掛けたのはこの二回で、後は前技だけしかかけてませんでした(と思います)。
(動画があればよかったのですがありませんでした。汗)
物凄く不自然に見えました。
これはぼくの勝手な想像かも知れません。
誤解のないよう、何卒宜しくお願い致します。
(もし仮に、ワン選手が正々堂々と柔道をするという考えで試合をされたのならば、)
あまり良い事ではないかも知れません。
元来、勝負に徹しなければいけないシーンですので、勝負に拘らず柔道に拘ったというのですから、やっぱり良くないかも知れません。
しかし、優勝とはまた違った価値のある試合をされたように思いました。
個人的には尊敬に値するように思います。
彼の正義は素晴らしい正義のように思いました。
ますます、ワン選手の柔道が好きになりました。
一々言う必要はないのですが、、彼の柔道は元々好きでした。w
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と、何度も言うようで恐縮ですが、あくまでぼく主観の意見でして、実際は違ったかも知れません。
分かりません。
もし、これを関係者様が見られて気を悪くされましたら、コメントでも頂けますと幸いです。
陳謝致します。
個人的に、
「ワン選手は柔道(ワン選手の正義)に拘った」
という顛末であってほしいです。
何でも同じだと思いますが、相手にウィークポイントがあるのであれば、それを攻めるのが勝負の鉄則です。
どんな実力者であっても、相手を気遣う余裕などそうそうあるわけありません。
昨今、海外選手の柔道の礼儀や技の乱れであったり、柔道のスポーツ化(?)などで、色々な議論がなされています。
そんなところに乗り込んで世界の柔道を支えるくらいになってほしいと思いました。
話が飛躍してる感じですが、それくらいのことだと思っています。
トップに立つ者はやっぱり人格者であってほしいし、自分もそうならなければいけないと常々思っています。
別に人格者になることを意識しているわけではないのですが、周囲の方々に認めて頂くためには、という意味で、です。
最終、何かを成しえた時にその結果が出るんだと思うのですが、姑息なことを考えたり、個人的な損得勘定を考えすぎる人に何かを成しえることが出来るわけがないと思っています。
周囲の方々の協力があって、初めて何かを成しえることが出来ると思っています。
それを勘違いしたり、私利私欲に走ることが間違えていることかどうかは分かりませんが、個人的には好きになりにくいですし、そうあってほしくないと思います。
ワン選手の試合を見て、改めて色々なことを考えることが出来たような気がします。
仕事も正々堂々と、真摯に真剣に全力で取り組みたいと改めて思う今日この頃です。
【後記・追記】
やっぱワン選手は怪我をしてた足を狙わなかったようでした。
そして、それに気付きながらも攻めることをやめなかった秋本選手だったようです。
胸の内がスッキリしました。
次は世界大会の決勝で争ってもらいたいところです。
ぼくはどちらということもなく両者をこっそり大阪の片隅から応援しようと思います。w
※ニュースソース
金メダル 秋本、ワン・キチュン フェアプレイに "尊敬と敬意"
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